AMETSのご紹介

アジア地域においての日本の高度な医療技術の普及は政府の国際医療展開政策の大きな柱であり、現地においても日本の高い医療技術を求める声が高まりを見せています。それに応える形で内視鏡や内視鏡外科の人材育成促進事業を、アジア太平洋消化器内視鏡学会(Asian Pacific Society for Digestive Endoscopy, APSDE)やメコン内視鏡外科推進機構(Mekong Endo-Surgery Development Association, MESDA)を通じて推進してきました。その日本人講師の派遣をより円滑に進めるため、アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアム(University Consortium for Development of Endoscopic and Laparoscopic Surgery in Asia, UCDELSA)を平成28年設立し、その病院版であるアジア内視鏡人材育成支援病院コンソーシアム(Hospital Consortium for Development of Endoscopic and Laparoscopic Surgery in Asia, HCDELSA)を平成30年8月に設立し、多くの大学・病院からアジア各国への医師派遣が実現してきました。このような中、事業の更なる拡大及びそれに伴う社会的信用基盤の確立を目指して組織の法人化を図り、UCDELSA、HCDELSA、関係学会が主要メンバーとして参画する一般社団法人アジア医療教育研修支援機構(Asian Medical Education and Training Support, AMETS)を設立することと致しました。

一般社団法人 アジア医療教育研修支援機構(Asian Medical Education and Training Support, AMETS)は、日本が世界に誇る内視鏡技術などの高度な医療技術をアジア地域に普及させるため、かかる人材の育成を支援し、医学に関する教育及び学術研究の発展に寄与することをその目的に掲げております。今後、AMETSは、経済産業省、厚生労働省並びにMedical Excellence Japan (MEJ)等の支持を頂きながら、アジアにおける内視鏡技術の普及・発展に中心的な役割を果たすものと期待されます。